いろいろなドッグフード

ヘルニアの犬に適したドッグフード

ヘルニアとは椎間板ヘルニアのことを指します。
犬にもぎっくり腰がありますが、これはヘルニアとは全く違う病気です。
ここでは椎間板ヘルニアの症状やその予防策、ヘルニアの犬に適したドッグフードについて考えてみます。

椎間板ヘルニアはその症状がわかりにくい病気です。
歩行の様子に何か違和感が出てすぐには回復しない場合には椎間板ヘルニアの疑いがあります。
椎間板とは背骨と背骨の間にあってクッションのような役割をするもので、外側にある線維輪と内側にある髄核で構成されています。
この線維輪がなんらかの理由で損傷し、内側の髄核が外へ出てくる状態がハンセンI型と呼ばれます。
線維輪には問題はないのですが内部の髄核が変形し脊髄を圧迫する状態をハンセンII型と呼びます。
一般的にハンセンI型になりやすいのはミニチュアダックスフンドやコーギーなどです。
ハンセンII型は犬種を問わず老犬に多い症状です。

椎間板ヘルニアの治療に適した治療食というものはありませんが、予防を意識してドッグフードを選ぶことができます。
肥満防止と筋肉発達に配慮したドッグフード選びが大切です。
タンパク質が多くて筋肉発達を促進するドッグフードを選びましょう。
また肥満防止の点からは低カロリーなものや炭水化物の少ないものを選ぶと良いでしょう。
老犬にはグルコサミンやコンドロイチンが含まれるドッグフードを選んであげましょう。
また日ごろから適度な運動で筋肉の発達を促すようにしましょう。
フローリングにマットを敷くなどしてすべりにくい環境にしておきましょう。

歩くスピードが遅くなってよたよたする、段差などをいやがり抱きかかえようとすると痛がる、急にキャンと鳴いて背中を丸めると言った症状が出ると椎間板ヘルニアの疑いがあります。
原因としては肥満によって体にたまった脂肪分で椎間板に圧力がかかることや遺伝によるもの、段差が多いことやすべりやすいフローリングと言った生活環境によるもの、事故などで外部からの衝撃を受けたことや老化によるものなどがあげられます。
治療方法としては重症でなければステロイドによる投薬治療が、重症の場合は原因となっている椎間板の除去手術が行われます。
投薬治療の際には状態が落ち着くまでは安静にしておくことが大切です。
投薬に安心して通常と同じような動きをしてしまうと治りが悪くなるのでじっとさせておくことが重要なのです。

椎間板ヘルニアの予防には食事だけではなく日ごろの生活習慣や環境を見直すことも大切です。
適度な運動と食事で筋肉の発達を促し肥満予防に努めましょう。
そして疑わしい症状がでたら早めに獣医さんに見てもらうようにしましょう。
またヘルニア以外にガン予防のドッグフードについても参考にご覧ください。

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