いろいろなドッグフード

ドライドッグフードの選び方

ドッグフードは水分含有量によってドライタイプ、ウェットタイプ、セミモイストタイプに大別されます。
これらの中で主流となっているのがドライタイプのドッグフードであるドライドッグフードです。
ドライドッグフードの特徴は、水分量が10%以下と少ないので保存がしやすく、栄養や価格面でも優れています。
ペット市場の拡大に伴ってドライドッグフードの種類も増えてきましたが、一方で問題のあるフードも出てきています。
そこで犬の健康に気をつけたドライドッグフードの選び方をお伝えします。

元来肉食である犬にとって最も大切な栄養素は動物性たん白質です。
従って良質な動物性たん白質が使われていることが重要です。
良質な動物性たん白質かどうかを判断する基準の一つとして成分表の表記があります。
ここに○○肉類だとか、単に「肉」とか「魚肉」などとなんの肉かわからないような表記になっていると要注意です。
はっきりとどの肉が使われているのかがわかるものを選びましょう。
そして穀類の含有が少ないものを選びます。
特にトウモロコシや大豆、小麦などが多いとアレルギーになりやすいのです。
また、人工的な添加物や防腐剤などが使われていない無添加のものを選ぶことが大切です。
通常、成分表記は使っている量の多いものから順番に書かれています。
必ず良質な動物性たん白質が頭の方に記載されているものを選びましょう。

次にライフステージからみた選び方です。
種類としては子犬用、成犬用、老犬用があります。
子犬用は成長期の犬に適用されます。
成長期とは生後約50日以降から、小型犬では10カ月程度、中型犬では1年程度、大型犬では1年半程度、超大型犬では2年程度の期間のことです。
この期間は子犬用を選ぶようにしましょう。
そして成長期以降の7年間程度が成犬の期間です。
この時期には成犬用を選びましょう。
約7歳から8歳以降を一般的には高齢犬と位置づけられ、この時期には老犬用を選びます。
このようなライフステージは個体差があるため、その年齢になったからと言って急にフードを切り替えるのではなく、犬の状態を見極めたうえで徐々に変更しましょう。

食生活が多様化してきた今、食物アレルギーの犬も増えています。
この場合、アレルギーの原因を特定したうえでその食物を含まないドライドッグフードを選ぶ必要があります。
例えば、牛肉や豚肉がアレルギーの原因であれば鹿肉などを選びましょう。
何が原因となっているかは動物病院で検査してもらえますので、獣医さんの指示に従って選ぶとよいでしょう。

このように健康面に気をつけたドライドッグフードの選び方の基本は原材料の確認です。
その基準は人間にとっても安心で安全なものかどうか考えてみてください。
そしてライフステージや健康状態などを加味して最適なドライドッグフードを選びましょう。
もし自分で判断できない時には、獣医さんやペットショップの方に相談して選ぶようにしましょう。
また、こちらのドッグフードのブランドについても参考にご覧ください。

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