いろいろなドッグフード

危険なドッグフードの原材料

犬が家族の一員となった今、その食事は大切です。
犬が摂取すべき栄養分の種類や量は人間のそれとは異なるのでドッグフードに使用されている原材料のことを知っておく必要があります。
特に摂取すると健康に害を及ぼす可能性のある材料のことも知っておく必要があります。
ここでは危険なドッグフードの原材料について考えてみます。

ドッグフードには成分表が記載されています。
この成分表は多く使用されている原材料の順番に記載されており、肉類、穀物類、野菜類、ビタミン類、保存料の順番になっていることが多いです。
ここで注意すべきなのが保存料です。
ソルビン酸カリウムなどの保存料や赤102号などの着色料、BHAなどの酸化防止剤といったような記述があるドッグフードには気をつけた方が良いでしょう。
例えばソルビン酸カリウムです。
これは細菌やカビの発生および増殖を抑えるため腐敗防止剤として使用されますが、単体での毒性や危険性のみならず他の食品添加物との複合摂取で発がん性が指摘されている材料なのです。

着色料として使用される赤102号を使用したドッグフードを食べ続けたラットで赤血球の数が減少することやヘモグロビンの値が減少することが確認されています。
赤色102号は日本の食品衛生法で着色料として認められている合成色素なので非常に幅広く使用されていますが、アメリカやカナダ、ヨーロッパ諸国では使用を禁止している国が多くあります。
イギリスの食品基準庁ではこの赤色102号と安息香酸ナトリウムを同時に摂取することで発達障害の一種である病気を発症したとの報告があります。
がんやアレルギーを引き起こす原因とも考えられています。
犬には必要ないこのような着色料が使用されているドッグフードには注意することが必要です。

肉類として副産物やミール、パウダーなどと記載されているドッグフードにも気をつけましょう。
これらには病死や安楽死させられた家畜などの肉が使用されている可能性があります。
このように人間では食べられないような材料は危険な材料と考えて良いでしょう。
穀物類の項目に動物性油脂やビートパルプという記載があるドッグフードにも注意が必要です。
動物性油脂とは肉骨粉を作る際に出る油のことで動物の体内に含まれているものです。
白く固まっている油は動物性油脂と考えて良いでしょう。
動物性油脂は体のコレステロール値を上げカロリーが高いので肥満の原因にもなりますし取りすぎると大腸がんの可能性が高まります。
ビートパルプとは大根の繊維のことで犬にとってはうまく消化することができない材料です。

危険なドッグフードの原材料が使われる理由は価格を下げるためと考えて良いでしょう。
安いドッグフードを長期にわたって与え続けることは避けてよりよいフードと交互に使用することなどを考えましょう。
使用されている材料の安全度や危険性をよく理解したうえでドッグフードを選ぶことが大切です。

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