いろいろなドッグフード

低アレルギーのドッグフードとは

低アレルギーのドッグフードとはアレルギーの原因となる物質であるアレルゲンを含んでいないドッグフードと定義します。
アレルギーの症状とその原因は様々です。
アレルギーの症状から低アレルギーのドッグフードについて考えてみます。

犬のアレルギーは三種類に分類されます。
一つ目は食べ物がアレルゲンとなる食物性アレルギーです。
アレルゲンには肉類や牛乳に卵、穀類などがあります。
二つ目は吸い込むことで発症するアトピー性アレルギーのアレルゲンにはハウスダストや花粉、ダニなどがあります。
三つ目は触れることで発症する接触性アレルギーのアレルゲンで、シャンプーや絨毯、食器などがあります。
いずれも症状としては強いかゆみが出るなど似たようなものですが、原因が違うと当然対策も異なります。
アレルギー症状が発症した場合にはそのアレルゲンを特定することが大切です。

食物のアレルゲンとしては、牛肉、 兎肉、 鶏肉、 豚肉、 鹿肉、 卵、 牛乳、 大豆、 コーン、 小麦、 羊肉、 米、 七面鳥、 穀草、 オートミール、 大麦、 ジャガイモ、 ビール酵母、 コンブ、 トマトのしぼりかす、 ニンジン、 エンドウマメ、 アヒル/カモ、 マグロ、 玄米、 カツオ、 ニシン、 サケ、 ナマズ、 シシャモなどがあります。
このようなアレルゲンを摂取したからといって必ずアレルギーが発症するというわけではありません。
またアレルゲンの種類が多く含まれているからといって悪いフードだとはいえないのです。
アレルギーを発症するかどうかはそのアレルゲンに対して反応するかどうか、そして摂取した量が限界値を超えているかどうかによります。
反応するアレルゲンの種類や限界値は個体によって異なっています。
大切なことはその犬にとってのアレルゲンが何かを特定しておくことです。
そしてそのアレルゲンを含んでいないドッグフードを選定することが大切です。

アレルゲンを特定するには血液検査を行って調べる方法や体毛を使って検査する方法があります。
いずれも獣医さんに依頼することでアレルゲンを特定できます。
低アレルギーのドッグフードとはそのアレルゲンを含まないドッグフードのことをいいます。
アレルギーが発症することを防ぐ方法として、いろいろな種類のドッグフードを食べることで特定のアレルゲンを作らないようにすることがあります。
同じドッグフードを食べ続けることでそれまではアレルゲンでなかったものがアレルゲンに変化することもあります。
一度アレルゲンではないことが確認されたとしてもいつ反応がでるかわからないので、アレルギーが気になるようでしたら定期的に検査をするようにしましょう。

低アレルギーのドッグフードであるかどうかは個体ごとで異なります。
またアレルゲンが特定できたからと言って安心ではなく、変化することもあります。
食材を特定しないことで予防することや定期的に獣医さんで検査を受けてアレルゲンを確認し、低アレルギーのドッグフードを選ぶようにしましょう。
病院処方されるドッグフードについても参考にご覧ください。

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